小児矯正の診療内容
小児矯正の治療方針
当院ではお子さんの将来の健康を第一に考えています。口腔機能が悪くなる原因が現在または将来的にあると考えられ、早期に治療が必要な場合、治療のご提案をさせていただきます。
そのため、ご来院時において、治療の時期ではないと診断された場合は、長期にわたり、経過をみさせていただく場合もございます。
小児矯正は「これをやっておけばいい」というオールマイティな治療ではありません。
お子様の成長を見守りながら、適切なタイミングに合わせて最適な治療をおこない将来的に歯並びや口腔機能が整うことを目指します。
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小児期に行う矯正治療のステージ
小児矯正は、個人の成長段階や問題の程度に応じて、適切な治療時期や治療内容が異なります。
また、早期に矯正歯科に通いはじめることで、適切な時期に矯正治療を行うことができます。
※なるべく早く矯正治療をしたほうがいいという意味ではないことを、ご留意ください。
0期治療 乳歯列期 3歳~5歳頃 |
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I期治療 混合歯列期 6歳~12歳頃 |
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II期治療 永久歯列期 13歳頃~ |
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小児矯正の誤った認識
× 小児矯正は早ければ早いほうがいい
× 「これさえやっておけばいい」という治療がある
さて、100人いれば100通りの治療法がある矯正治療ですが、当院では以下のような流れで治療が進みます。
治療の流れ
STEP1初診・口腔機能の検診
当院での初診予約。
問診、口腔内の検査、むし歯のチェック、シーラント、フッ素塗布などの予防歯科の実施。
矯正治療の必要性や最適な開始時期についての説明。
STEP2(小児矯正開始に適した時期がきたら)矯正治療
治療計画の提案と同意
お子様の成長と口腔内の状況に応じた最適な時期での治療開始。
0期治療(乳歯列期)、I期治療(混合歯列期)、II期治療(永久歯列期)のいずれかから開始。
定期的な通院と治療の進行。
小児矯正に興味がある、歯並びがちょっと不安、口腔機能に心配があるという方は、小児矯正をするかどうかを悩む前に、気軽な感じで検診を受けていただくことをお勧めします。
検診の内容
口腔機能発達不全症とは
近年、お子さんの口の発達が気になるというお母さんが増えています。
口腔機能発達不全症の原因は複数あり、お子さんによって異なります。主な原因としては以下のようなものが挙げられます。
不正咬合
歯並びの悪さによって、噛み合わせが正しく機能しない場合があります。これが、口の筋肉の発達を妨げ、口腔機能発達不全症の原因となることがあります。
口呼吸
鼻呼吸が十分にできず、口呼吸が習慣化すると、口腔機能発達不全症につながる可能性があります。
癖(舌癖、指しゃぶり)
舌を前に突き出す癖、指しゃぶりなどがあり、正しい嚥下パターンが身につかず、口腔機能発達不全症の原因となることがあります。
離乳食の進め方や食べ物の選択
離乳食の進め方により、口腔機能がうまく使えないことがあります。
遺伝的要因
遺伝的要因も挙げられます。
当院では、当院の健康診断では、お子さんの口の発達状態を細かくチェックして、矯正治療 / 定期的な経過観察 でお子さんの健やかな成長をサポートします。
口腔筋機能療法
当院では矯正治療を行う患者様を対象に、必要と診断された場合に行います。
歯並びが気になるお子さんも多いと思います。
実は、歯並びの問題は単に見た目の問題だけではありません。
なんらかの原因で口腔機能発達不全症になってしまった場合、歯の矯正だけでは健全な口腔機能を取り戻すことができないのです。
MFT(口腔筋機能療法)を行い、口の筋肉の働きや舌の動きを改善します。
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当院からのごあいさつ
お子様の歯並びが心配の方も多いかと思いますが、歯並びが悪くなる原因は様々です。
例えば、舌やほおづえなどの習慣、口呼吸、遺伝、虫歯、顎変形、舌小帯、睡眠時無呼吸症候群など。
また口呼吸になった原因にも、アレルギー、アデノイド、口蓋扁桃、鼻中隔の変形など様々なものが考えられます。
さらに、原因はひとつではなく、複数が影響している場合も多くあります。
当院では、小児期に矯正を行う目的は、正常な成長を妨げる因子をなるべく取り除き、子供たちが健やかに成長することと考えております。
子供たちの未来のために、お手伝いできたらうれしいです。
当院の特徴
当院は銀座駅より徒歩2分の矯正歯科です。
完全予約制で、一対一の診療スタイルです。ひとりの患者さんに集中することで診療の質を高めています。検査や処置はすべて担当の歯科医師が行い、歯科助手や衛生士は代行しません。
カウンセリングルームは個室となっており、保護者の方と一緒に入っていただけます。
銀座駅より徒歩2分の矯正専門歯科
診察時間